兵庫県立神戸高等学校同窓会

インタビューのコーナー

同窓会のホームページリニューアル記念!
新コーナーの栄えある第1回は、59回生3人で活動する大人気3ピースピアノバンド『WEAVER』のみなさんにお話をお聞きします!
神戸開港150年記念事業のテーマソングも担当している大人気の3人ですので、同窓会広報担当者も、「インタビューは断られるかもしれないなぁ」と思っていたのですが…。インタビューをご快諾いただき、舞い上がっております!
それぞれ目立っていたので、お互い気になる存在ではありました
同窓会広報担当(以下「WM」) このたびはお忙しいところインタビューをお引き受けくださり、ありがとうございます!
3人はみなさん神戸高校の同窓生ですね。グループ結成に至った経緯や、グループ名の由来を教えてください。
杉本さん 三人とも高校一年の時一年二組で、僕と奥野は共通の知人を介して知り合い、お互い中学時代に楽器経験があったことから、意気投合しバンドを組もうよという話になりました。そしてバンドを組むにあたってドラムを叩ける人が必要なので探していて、たまたまそばを通りかかった河邉に声をかけてみたところ、たまたま経験者で、そのままメンバーに決まりました。同じクラスでしたが、学校が始まってから日も浅く、それまで一度も話したことのない河邉にたまたま最初に声をかけたことや、たまたま河邉が経験者だったことは、今考えると物凄い偶然だなと思います。
奥野さん まあ、杉本は当時おでこにニキビが出来るのを気にしていて、前髪を上げてリーゼントまがいの髪型をしていたり、河邉は黒の制服に白基調の靴を合わせるのがベーシックだったのに、そこにただ一人黒のスニーカーを合わせて黒づくめだったりと、それぞれ目立っていたので、お互い気になる存在ではありましたが・・・。
僕も最初のホームルームで携帯の着信音を鳴らしてしまって悪目立ちして、その後の応援団員を決める推薦選挙の際、圧倒的得票数で団員になってしまったので、人のことは言えませんが。笑
河邉さん こちらこそ、ありがとうございます。
僕はその時まだ話した事もない奥野に「ドラムできへん?」と聞かれて、偶然僕は中学生の頃にドラムをした事があったので、「できるで」と言ってバンドが始まりました。
その時はまだWEAVERというバンド名ではなく、なかなかバンド名が定まらない状態でした。そして、最初にライブハウスでライブをした時は「WAVER」というバンド名で、「衝動」や「波」などを意味するバンド名でした。しかしスタッフの方が間違えて「WEAVER」という名前をパスに書いてしまい、帰って意味を調べてみると、「糸を紡ぐ人」という意味があることを知りました。
そして僕らはバンドなので、「音楽を紡ぐ人」という意味のバンド名になりました。
仲間と一緒に卒業させて頂き今の僕がいる
WM 「音楽を紡ぐ人」!!素敵ですね。 みなさんは、どんな高校生でしたか。
杉本さん あまり日の目を浴びない高校生でしたね。笑
学校で音楽活動が出来ず部活に所属していなかったのが大きいとは思いますが、いつも三人とあと何人かの同じく目立たない友人たちとひっそりと生活していました。
個人的には学校行事は好きでしたし、三年生の時には自治会にも所属していたので学校生活は割と楽しんでいたと思います。
ただ一年生の頃からすでに音楽の道を志し、学校で勉強する事の意味を見出せず、授業などもサボりがちだったので先生方の印象はあまり良くなった事でしょう…。
ですが当時の担任の先生は「杉本は早く社会に出て行った方が良い」と、留年してもおかしくないような僕に言ってくださって、結果、仲間と一緒に卒業させて頂き今の僕がいるので、先生方には本当に感謝しています。
奥野さん 同級生はみんな部活や勉強に精を出して学生生活をイキイキと過ごしている中、僕たち三人のやりたいことはバンドだったので、学校でそれを披露し、どれくらい本気でどんな活動をしているのかを理解してもらえる場もなく、わりと日の当たらない学生生活を送っていましたね。笑
河邉さん バンドにアイデンティティを持っていましたが、なかなか人に認められることはなく、悔しい思いをしていました。
やはり勉強やスポーツをしている人が褒められる学校だったので、教室の隅で目立たずにいたタイプだと思います。
WM 杉本さんは自治会メンバーだったのですね!私も自治会長をしていました。笑。思い出に残っている高校時代のエピソードはありますか。
杉本さん 一年生の時に三人とも同じクラスだったのですが、その年の合唱コンクールで全校三位になりました。奥野と僕はパートリーダーを担当し、クラス全員かなり熱を入れて練習していたので、賞をもらった時は本当に嬉しくて、今思うとかなり青春していたなと思います。
地獄坂が本当に嫌いだったので、出来る限り18系統のバスに乗っていかに楽をするかに命をかけていました。笑
奥野さん 学校に軽音楽部がなかったので、部の設立のために学校の生徒の三分の二以上の署名を集めるべく、同級生たちや先輩たちに声をかけてまわったり、学校行事等で演奏させてもらえるように、少しでも実績を上げるために地域のボランティアコンサートなどに出演していたことは今では良い思い出です。そこではお客さんのほとんどがお年寄りの方で、大音量の僕たちにびっくりして、演奏中耳を塞がれていたこともあったり。笑
伝統ある学校ですので、わりと厳しい見方をされる先生方もいらっしゃった中、当時の担任の朝倉先生と、音楽の山本先生は僕たちのバンドに対して寛容で、音楽の授業のレクリエーションの一環で、友達とバンドの出し物をさせてもらったのがすごく楽しかったのを覚えています。
実際に部の設立や学校行事での演奏は実現しませんでしたが、そこで中途半端に夢が叶ってしまっていたら、バンドは趣味程度に終わってしまって、今の僕たちはいなかったと思います。
河邉さん 高校では文化祭でもライブをさせてもらえませんでしたし、軽音学部を作ろうとして署名を集めても作ることができませんでしたが、学校の中で満足することができなかった分、外で認めてもらえるように頑張ったことが今に繋がっているのではないかと思います。
高校三年生の頃に、他の同級生と力を合わせて、学校の外のライブハウスでイベントを企画してライブをしました。
小さなライブハウスですが、ライブを終えた後、この夜で世界を変えたような気持ちになっていました。人前で演奏することや、伝えられることの喜びを初めて知ったのは、この時だったかもしれません。
神戸に住んでいた自分達だからこそ書けるものはないだろうか
WM 神戸開港150年記念事業のテーマソングである『海のある街』。この歌は、杉本さんが作曲を、河邉さんが歌詞を担当されたのですよね。神戸高校から見える、美しい街並みを思い浮かべて作られた曲とお聞きしています。WEAVERがテーマソングを担当する!というニュースを同窓会の公式Facebookページで配信したら、卒業生が“いいね!”をたくさん押してくれて・・・。関心の高さを実感しました。
杉本さん はい、僕たちはまず曲を作ってそこに歌詞を乗せていくのですが、神戸高校の校舎から見下ろす神戸の街の風景を思い出しながら書いていました。やはり十代の頃慣れ親しんだ景色というのは、思い出すだけで優しい気持ちになったり、当時抱いていた夢を思い出したりして自分を奮い立たせてくれます。
そんな思いから書き始めたので、僕たちにとっては背中を押してくれる曲になりましたし、聴いてくださる方にはこの神戸の街がより輝いて見えるBGMになれば良いなと思っています。
特に夕暮れ時に三年一組の部屋から見た景色を思い出しながら作ったので、神戸高校生の皆さんには三年一組の窓から神戸の街を眺めてこの曲を聴いてもらえると嬉しいです。笑
奥野さん 最初、僕たちのファンの方も含めて、不特定多数の方も聴くことがあるのだから、ある程度歌詞に普遍性を持たせた方が良いのでは?という案もあったのですが、せっかくこういう機会を頂けたのだから、神戸出身で、登下校や日常の中で神戸の山と海を感じてきた僕たちだからこそ書けるような、神戸の皆様に強く共感してもらえるようなものの方が良いのではないか?ということになり、今の歌詞になりました。
河邉さん まずテーマソングの依頼が来た時は、身に余る光栄でした。
自分たちが育って来た街のことを思って歌を書けるなんて、とても嬉しいです。
歌詞に関しては、神戸に住んでいた自分達だからこそ書けるものはないだろうかと思い、神戸の景色や情景を思い浮かべながら書きました。
ストーリー自体は、男女が海の見える街で出会って、これからもこの街で一緒に暮らしていこうと愛を約束するものです。
是非、神戸の景色を思い浮かべながら聴いてほしいです。
WM 4月10日に同窓会のホームページがリニューアルされました。一足先に、2月に同窓会公式Facebookページを開設し、卒業生に母校の情報を配信しているのですが、卒業生ではないWEAVERのファンの方もページをフォローしたりコメントを残してくださったりしているようです。
このインタビューコーナーをご覧のすべての方に、最後にひとことお願いします。
杉本さん あまり良い見本になれるような高校生ではありませんでしたが、間違いなく良い事も悪い事も含めこの神戸高校で過ごした時間が今の僕たちの音楽を作ってくれています。
なので神戸高校生の皆さんが憧れてくれるような存在になっていきたいと思っていますし、今年神戸開港150年記念事業のテーマソングを任されているように、今後も神戸の街を盛り上げていけるようなアクションを起こしていきたいです。
ぜひそのためにも神戸高校卒業生の方々に応援して頂けると嬉しいです。
奥野さん 高校一年生の時のほんの偶然の出会いから始まったバンドの曲が、まさか神戸開港150年記念事業のテーマソングに選んでいただき、神戸の街で流れる日が来るとは思ってもみませんでした。バンドにピアノを取り入れていることもあり、WEAVERの音楽は本当に幅広い方々に受け入れていただけるのではないかと思います。
「海のある街」を介して、WEAVERのことを知ってくださる人がいれば幸いです。
河邉さん 僕らを通じて、神戸や神戸高校のことに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
そして「海のある街」が収録されている、CD「S/S」がリリースされるので、是非神戸に縁のある方には聴いていただきたいです。
伝統のある高校で、今までも様々な方面へ才能の花を開かせている方々がいます。僕らもそれに負けないように、自分たちにできることを続けていこうと思います。
WM ありがとうございました!今後のご活躍も卒業生一同応援しています。
いつか母校で演奏していただけるのを楽しみにしています!笑
《WEAVER プロフィール》
 

2004年、神戸高校の同級生として出会い、4ピースバンドWEAVERを結成。

2007年、現在の3人編成となり、3ピース・ピアノバンド『WEAVER』としてライブハウス神戸VARITを中心に活動をスタート。

2009年10月にデビューダウンロードシングル「白朝夢」にてデビュー。
「白朝夢」を皮切りに、「レイス」、「トキドキセカイ」が3作連続でレコチョク・ロックフルにてTOP3入りを果たし、デビューアルバム『Tapestry』はオリコンアルバムウィークリーチャート初登場19位を記録。

2010年4月に上京し、6月にリリースした「Hard to say I love you~言い出せなくて~」はフジテレビ系ドラマ「素直になれなくて」の主題歌に、「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」はau「LISMO!」CMソングに抜擢。これら2曲を含むアルバム「新世界創造記・前編」を同年8月25日にリリースし、オリコン初登場4位を記録。続く9月29日に「新世界創造記・後編」と2作連続でリリースしオリコン初登場6位を記録した。同年12月には、「キミノトモダチ」を第89回全国高校サッカー選手権大会の応援歌として書き下ろし話題となる。

その後も「こっちを向いてよ」(映画「百瀬、こっちを向いて。」の主題歌)、「くちづけDiamond」(テレビアニメ「山田くんと7人の魔女」のオープニングテーマ)、「Beloved」(映画「ライアの祈り」の主題歌)、「S.O.S.」(テレビアニメ「うどんの国の金色毛鞠」のオープニングテーマ)など、快進撃は止まらない。

2017年5月3日、神戸開港150年記念事業のテーマソング「海のある街」が収録されているEP「S/S」を発売。